【第1回】プロが教える!これが私のダーツ練習法 坂口優希恵プロ編

【第1回】プロが教える!これが私のダーツ練習法 坂口優希恵プロ編

プロダーツプレイヤーはどのような練習を普段しているのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
自分の練習法が確立出来ずに何気なくCOUNT-UPを数回プレイしてアップ終了…という方も多いと思います。プロの練習法を取り入れることで、自分に合った練習法を見つけるヒントになるかもしれません。
ということで第1回目となる今回は、坂口優希恵プロの練習法をご紹介します。
坂口プロはプロダーツツアーJAPANで2019年シーズンSTAGE 6で優勝し、今最も注目されている若手プレイヤーの一人です。若きホープの練習法とは?

■最初はCOUNT-UPで最低ラインを決める!
COUNT-UP カウントアップ

「まずはCOUNT-UPで自分の最低ラインを決めて数回投げます。自分の場合は650点です。この点数を1回でも下回った段階でその日の練習は終了!あとは友達や他の選手と楽しくワイワイ投げることにします。これは実力の底上げをする意味があって、たとえばレーティング5の人でも調子が良くて600点とか出る時はあるじゃないですか。なので高い点数は考えずに低いときの点数を意識するんです」

■CRICKET COUNT-UPで外さない練習
CRICKET COUNT-UP

「次はクリカン(CRICKET COUNT-UP)です。1本も外さないで終えるようにしていて、成功するまでは何回もチャレンジします。トリプルは別に意識していなくて、とにかく外さないことが大事です」

■SHOOT OUTで全ナンバーのバランスを確認!
SHOOT OUT

「自分めっちゃ右に立って投げるので、ボードの左側が苦手なんです(笑)。左側は自分が思っているよりちょっと上に投げようとか…各ナンバーの調整ですね。これは1本ずつシングルに入ればいいくらいの感じで点数は特に決めないでやっています。だって外さないってことが一番大事ですもん」

■STANDARD CRICKETで1投目の命中率を上げる!
STANDARD CRICKET

「これは先輩のプロプレイヤーから教えていただいた練習法なんですけど、1本ずつ違うところを狙うんです。20→19→18をずっと繰り返すんです。それで1ゲーム終えたら次は17→16→15で1ゲームやります。これもまたなるべく外さないように意識します。このクリケは1回で納得すればそれで終わりにもするし、気が済むまで何回もやるときもあります」

■最後は1501で上がり目の特訓!
1501

「1501で上がり目のトライをし続けます。最初にハットトリックを出すと1351になるじゃないですか。それで151点にチャレンジするんです。そこで3投目ミスしてブル-ブル-17シングルだったとします。そうすると1234点になって、134点にチャレンジ。そうやってハイアウトのトライを永遠にし続けるんです。それを日頃やっていますね。ブルの練習は特にしないです。だってCOUNT-UPとかで自然と練習できてるじゃないですか。なので私の中では全部違うところを狙うことを重点的に練習しています」

■違うところを狙う理由
坂口優希恵プロ

「試合で最終レグまでもつれた場合、大体の選手はクリケットを選択します。勝敗を分ける大事な場面ではCRICKET勝負になることが多いんです。なので鈴木未来プロや男性プレイヤーに勝つにはCRICKETで勝つしかないじゃないですか。未来さんは特にCRICKETが強いですし、また男子と女子の差もそこにあると思っています。この前もTHE WORLD STAGE 2に参戦してきたんですけどスリーインアベッドを3回出しても勝てなかったんですよ! だから同じところに入れる力より、違うところに確実に入れる力が必要だって実感しました」

■まとめ
坂口プロの練習法はいかがでしたか? それぞれのメニューに深い意味があり、世界の舞台でも勝てるように意識していることが伝わってきました。
必ずしもこの方法が上達に繋がるとは限りません。しかし成長の壁を感じている方には、その壁を突破するきっかけになるかもしれません。
思い立ったらすぐ練習! さっそく坂口プロの練習を真似してダーツ上達を目指してみてはいかがでしょうか。

最新記事