ダーツスポットに置いてあるダーツでプレイしているときに、
「マイダーツを持ったほうがいいよ」とか「マイダーツを使うと上手くなるよ」なんて言われたことはないですか?
“マイダーツ”というのは、お店にある誰でも使える“ハウスダーツ”とは違って、ダーツスポットやダーツショップで購入する自分だけのダーツのこと。
ビギナーでもマイダーツを持っている人が結構多いのですが、そもそもハウスダーツとマイダーツっていったい何が違うのでしょうか。
その答えを求めて、さっそく検証してみましょう!
プロが検証してみた!
検証をお手伝いしてくれるのは、ダーツのプロ選手である林 健太プロ。
ルールはとても簡単で、ハウスダーツとマイダーツをそれぞれ10本ずつ投げ、どちらが真ん中のBULLに多く入るのかを比較します。
当然ながら、狙いどおりBULLに入った本数が多いほうが、良いダーツということ。
果たしてその結果は……。
まずはハウスダーツで検証です。
1本目と3本目、さらに5本目と6本目も外してしまい、10本中6本がBULLにヒット。
とはいえ「すごく投げにくい」と言いつつも6本もBULLにヒットさせたのは、さすがプロです。
続いてはマイダーツで検証です。
ハウスダーツでは6本BULLにヒットしたので、それ以上ヒットすればマイダーツのほうが優れていることになりますが……。
「やっぱりマイダーツのほうがいいですね」と話しながら投げるダーツは1本目からBULLを外しません!
7本目に惜しくも外してしまいましたが、8本目以降もすべてBULLにヒット。終わってみれば、なんと10本中9本もBULLにヒットする結果となりました。
【検証結果】
ハウスダーツは10本中6本がヒット。マイダーツは10本中9本がヒットということで、マイダーツのほうが狙いどおりに飛ばせることが明らかになりました。
マイダーツの方が良い理由って?
しかし、なんでこんなに差がつくのでしょうか。
実際に投げ比べてみた林プロのポイントを聞いてみましょう。
[ポイント1] 投げる力がダーツに伝わりやすい
「実際に持ち比べてみるとわかるのですが、基本的にはハウスダーツよりもマイダーツのほうが重くできています。少し重さがあったほうが投げるときにダーツに力が伝わりやすいので、投げやすさが全然違うんです」
[ポイント2] 山なりを描いてきれいに飛んでいく
「マイダーツの場合、狙ったところに向かってダーツがきれいに山なりを描いて飛んでいきます。これは飛んでいる最中もダーツの姿勢が安定しているということ。いろいろな人が使うハウスダーツは、ダーツの後ろの羽が歪んでいることも多く、きれいに飛ばないことが多々ありますね。狙ったところに真っすぐ飛んでいかないと、好成績が出るはずありませんよ」
[ポイント3] 自分好みにカスタマイズできる
「手の大きさは人によって違いますが、自分の手に合ったサイズのダーツのほうが投げやすいのは当たり前です。マイダーツはパーツを交換することで、自分の好きな長さや太さ、重さに調整ができます。自分の手にフィットしたダーツで練習すれば、あっという間に上達するはずですよ。さらに、パーツはいずれもカラーバリエーションやデザインが豊富なので、見た目も自分好みにできる楽しさもあるんです」
最後にアドバイス♪
投げやすさの違いがわかったところで、最後に林プロからもうひとつアドバイス。
「ハウスダーツとマイダーツのいちばん違いは、ずばり“やる気”です! マイダーツを持つと『早くダーツをプレイしたい!!』という気持ちが、学校や仕事場、家にいてもふつふつと沸いてくるんですよ。やはり上達するためには「プレイしたい」という熱い気持ちが大事。それを手に入れるためにも、マイダーツは持つべきだと思います」
マイダーツは投げやすさばかりではなく、プレイヤーの心さえ変えてしまう優れた存在。
そしてダーツバーや、ダーツ専門店、ダーツグッズ通販ショップで簡単に購入できます!
まだ持っていないという人は、ぜひマイダーツを手にしてもっともっとダーツを楽しんでください。
はじめてのダーツ – ダーツの道具 –
ダーツのパーツの名称から、初心者におすすめのマイダーツを紹介しています。