~心の整理術~ メンタルトレーニング【第6回】- 高畑好秀

~心の整理術~ メンタルトレーニング【第6回】- 高畑好秀

【第6回】ながら練習で集中力を高める

 競技をする立場からしてみると、何かをやっているときにはその一つのことだけに集中しているべきと思いがちです。

 しかし、よく考えてみると人は社会生活の中で同時にたくさんのことをしなくてはならないようなケースには多く直面します。あるいはさまざまなことを頭の中で考えながら。

 ダーツにも、「ながら的」な側面があるはずです。不器用な人は何か一つの要素にだけ集中しようとして、バランスが悪くなってしまいます。そうなると雑念や雑事に逆に必要以上に頭や体は縛られてしまいます。

 日頃の練習の中でも、ながら練習法を取り入れていくと、複数のことを同時におこなう器用さが身についていきます。同時に運動と何か他のことを並行しておこなうようにしていくのです。

 最初のうちは慣れずに気が散ってしまったりもするでしょうが、慣れてくると器用に複数のことを同時に処理できる能力が高まってきます。それは間接的にダーツにも生かされてきます。複数のことを処理できる器用さが身についてくると雑念や雑事がダーツの途中で発生しても余裕を持って対処しながら、ダーツにしっかりと集中していけるようになります。

第7回へ続く。

ダーツメンタルトレーニング- 高畑 好秀

高畑好秀 DARTSLIVE OFFICIAL PLAYER

日本心理学会認定心理士。早稲田大学人間科学部スポーツ科学科卒業。同大学運動心理学研修生終了の後、プロ野球、Jリーグ、プロゴルファーなど数多くのプロスポーツ選手やオリンピック選手などにメンタルトレーニング指導を行なう。主な著書に「試合に勝つためのスポーツ・メンタルトレーニング」「試合で差がつく!!スポーツ・メンタル強化BOOK」など。